金木犀の花言葉
概要
ふわり様より金木犀の花言葉をお借りし朗読させて頂きました。ありがとうございました。どこか切なくも温かいものを感じながら朗読させて頂きました。素晴らしい作品を朗読させて下さりありがとうございました。
語り手: Ik24
語り手(かな):
Twitter ID: ik2474805033
更新日: 2024/03/19 22:23
エピソード名: 金木犀の花言葉
小説名: 金木犀の花言葉
作家: ふわり
Twitter ID: fuwari3333
本編
この香りは…
あぁ、もうそんな季節か…
君と出会ったのも金木犀の香る頃だった。
君はどこか人を寄せ付けない気高さがあって、僕は君に声をかけるのを、いつもためらっていたんだ。
そんな僕を見透かしたように見つめる濡れた黒い瞳に、誘惑されないはずがないじゃないか。
僕達の間には、金木犀のように甘い時間しか流れていなかった。
僕は君との逢瀬に陶酔した。
そこに真実なんて必要なかったんだ。あの日までは…
あぁ、もうそんな季節か…
君と出会ったのも金木犀の香る頃だった。
君はどこか人を寄せ付けない気高さがあって、僕は君に声をかけるのを、いつもためらっていたんだ。
そんな僕を見透かしたように見つめる濡れた黒い瞳に、誘惑されないはずがないじゃないか。
僕達の間には、金木犀のように甘い時間しか流れていなかった。
僕は君との逢瀬に陶酔した。
そこに真実なんて必要なかったんだ。あの日までは…