雨・僕・嘘
概要
今回は、ながる様の雨・僕・嘘をお借りし朗読させて頂きました。ありがとうございました。
明るさを意識して読んでみました。
明るさを意識して読んでみました。
語り手: Ik24
語り手(かな):
Twitter ID: ik2474805033
更新日: 2024/10/22 23:28
エピソード名: 雨・僕・嘘
小説名: 雨・僕・嘘
作家: ながる
Twitter ID: @nagal_narou
本編
雨粒は嘘を吸着します。
それを集めてこねて、しばらく寝かせると、ほんのり色づくので、それを今度は並べて干すのが、僕らの仕事です。
どれにも湿気が残らないように、円形に並べて天日干しします。
雨上がり、陽が差したなら、空を見上げてみてください。
時には二重に、僕らの仕事の一端が見えることでしょう。
「お疲れさま」なんて、言わないで。
ほんの一時、あなたの心の湿気も取り除けたら、それだけで僕らにはボーナスが出るのですから!
それを集めてこねて、しばらく寝かせると、ほんのり色づくので、それを今度は並べて干すのが、僕らの仕事です。
どれにも湿気が残らないように、円形に並べて天日干しします。
雨上がり、陽が差したなら、空を見上げてみてください。
時には二重に、僕らの仕事の一端が見えることでしょう。
「お疲れさま」なんて、言わないで。
ほんの一時、あなたの心の湿気も取り除けたら、それだけで僕らにはボーナスが出るのですから!