朗読【MIDNIGHT CROSS】
概要
アクセルを踏んだその瞬間
目の前すべての暗闇を俺が嘲笑ってやるのだから
目の前すべての暗闇を俺が嘲笑ってやるのだから
語り手: 白河 那由多
語り手(かな): しらかわ なゆた
Twitter ID: nayuta9333
更新日: 2024/08/22 11:12
エピソード名: MIDNIGHT CROSS
小説名: MIDNIGHT CROSS
作家: 詩月 七夜
Twitter ID: Shiduki_Nanaya
本編
黄色 赤となりブレーキを踏む
AM2:23 深夜の交差点
辺りに人影など無く
街は暗い水底(みなそこ)のように死に絶える
響くのはただ無機質なアイドリングの唸り声
細かい振動が無念の呻きに似て
疲労に蝕まれた身体(からだ)に
叩きつけられる
前方には紅い瞳で瞳で見下ろす信号機と
「お前が行く当てなどない」と
立ち塞がる暗夜航路
“嘲笑えばいい” ふと心が熱を帯びる
剥き出した牙(いかり)がアイドリングに同調(リンク)する
アクセルを踏んだその瞬間
目の前すべての暗闇を俺が嘲笑ってやるのだから
AM2:23 深夜の交差点
辺りに人影など無く
街は暗い水底(みなそこ)のように死に絶える
響くのはただ無機質なアイドリングの唸り声
細かい振動が無念の呻きに似て
疲労に蝕まれた身体(からだ)に
叩きつけられる
前方には紅い瞳で瞳で見下ろす信号機と
「お前が行く当てなどない」と
立ち塞がる暗夜航路
“嘲笑えばいい” ふと心が熱を帯びる
剥き出した牙(いかり)がアイドリングに同調(リンク)する
アクセルを踏んだその瞬間
目の前すべての暗闇を俺が嘲笑ってやるのだから