聴くっショ作品を朗読してみた~夕月 檸檬・また同じ夢を見た~朗読:yukisige
概要
夢の中の風景。
きっと誰にでもある、見た事のある夢。
その夢は、何を意味するのか・・・
朗読承認ありがとうございました!
きっと誰にでもある、見た事のある夢。
その夢は、何を意味するのか・・・
朗読承認ありがとうございました!
語り手: yukisige
語り手(かな):
Twitter ID: @yukisige13
更新日: 2023/08/23 08:53
エピソード名: また同じ夢を見た
小説名: また同じ夢を見た
作家: 夕月 檸檬
Twitter ID: yuzukilemon_i
本編
また同じ夢を見た。
もう、夢を見始めると、夢の中の私が夢だと自覚するようになった。
夢の中だけに存在する場所がある。
現実の世界にもありそうな風景だけれど、夢の中にしかない場所。
何度も来た。
何度も来るうちに、現実世界で訪れた場所のように錯覚しそうになっていた時期がある。
狭い木の階段を昇ると、木でできた何もない狭い部屋がある。
何をするわけでもなく、私はしばらくそこに居る。
どうして夢の中では、いつもそこに行くのか、わからなかった。
特に楽しいわけでもなく、夢の中で夢だと自覚するようにようになってからは、なぜいつもこの場所なのだろう? と、思わずにいられなかった。
ある日、狭い木の階段から落ちて、地面の穴に入った。
洞窟のようになっていて、男の子が一人居た。
「ここにはあまり居ないほうがいい」と、真剣な眼差しで、地面の上に戻る方法を教えてくれた。
その目の強さが好きだった。
もう、夢を見始めると、夢の中の私が夢だと自覚するようになった。
夢の中だけに存在する場所がある。
現実の世界にもありそうな風景だけれど、夢の中にしかない場所。
何度も来た。
何度も来るうちに、現実世界で訪れた場所のように錯覚しそうになっていた時期がある。
狭い木の階段を昇ると、木でできた何もない狭い部屋がある。
何をするわけでもなく、私はしばらくそこに居る。
どうして夢の中では、いつもそこに行くのか、わからなかった。
特に楽しいわけでもなく、夢の中で夢だと自覚するようにようになってからは、なぜいつもこの場所なのだろう? と、思わずにいられなかった。
ある日、狭い木の階段から落ちて、地面の穴に入った。
洞窟のようになっていて、男の子が一人居た。
「ここにはあまり居ないほうがいい」と、真剣な眼差しで、地面の上に戻る方法を教えてくれた。
その目の強さが好きだった。