turn to stone―思考停止―<下ver>
概要
テストがてら自作小説を朗読してみました。
今更ですけど重複登録できないんですね…
今更ですけど重複登録できないんですね…
語り手: 虹倉きり
語り手(かな): にじくらきり
Twitter ID: tensyorinne
更新日: 2023/06/02 21:46
エピソード名: turn to stone-思考停止-<下ver>
小説名: turn to stone-思考停止-<下ver>
作家: 虹倉きり
Twitter ID: tensyorinne
本編
私はあの人に嫉妬する。
読み方・アプローチ・日々の鍛錬…何もかもが桁違いなのだから。
私ごときを意識しないで、もっと周りを見て。
「いい加減にしてよ!」
私を意識したところで、何も変わらないのに。
けれど、どうしてあの人は私のことを気にかけてくれるんだろう?
ちょっとだけ憧れていた。
声を聴いた瞬間、私はあの人に魅入られた。
脳髄を刺激する、心を掻き立てられるような衝撃を感じた。頭が思考停止(かたま)った。
正直言って、悔しかった。
だから多くの人が「彼女の声を聴きたい!」と思うのか。
声の表現は千差万別あれど、専門が同じだから比べられるのも当然だ。
だって、私よりも聴いてくれる人がいるんだもの。
私はあの人に嫉妬する。
読み方・アプローチ・日々の鍛錬…何もかもが桁違いなのだから。
私ごときを意識しないで、もっと周りを見て。
「いい加減にしてよ!」
私を意識したところで、何も変わらないのに。
けれど、どうしてあの人は私のことを気にかけてくれるんだろう?
ちょっとだけ憧れていた。
声を聴いた瞬間、私はあの人に魅入られた。
脳髄を刺激する、心を掻き立てられるような衝撃を感じた。頭が思考停止(かたま)った。
正直言って、悔しかった。
だから多くの人が「彼女の声を聴きたい!」と思うのか。
声の表現は千差万別あれど、専門が同じだから比べられるのも当然だ。
だって、私よりも聴いてくれる人がいるんだもの。
私はあの人に嫉妬する。