みちづれの金魚【作:あやこあにぃ/演:尾花そこつ】
概要
妻に先立たれた男は迷信に縋る思いで、金魚を飼い、名前を付けた。
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読んでイメージしたものを音や映像で再現出来たらいいなと思いながら制作しました。
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読んでイメージしたものを音や映像で再現出来たらいいなと思いながら制作しました。
語り手: 尾花そこつ
語り手(かな):
Twitter ID: O_Sokotsu
更新日: 2023/06/02 21:46
エピソード名: みちづれの金魚
小説名: みちづれの金魚
作家: あやこあにぃ
Twitter ID: ayako_annie
本編
金魚に名前をつけてはいけないらしい。
名のある金魚には情が宿り、死ぬ時に寂しくて、飼い主を道連れにするからだそうだ。
そんな話を聞いた夜、赤い金魚を飼い始めた。願いを込めて、いとしい人の名前をつける。
金魚よ、どうかきみが死ぬ時は連れて行っておくれ。先に逝った、妻の元へと。
名のある金魚には情が宿り、死ぬ時に寂しくて、飼い主を道連れにするからだそうだ。
そんな話を聞いた夜、赤い金魚を飼い始めた。願いを込めて、いとしい人の名前をつける。
金魚よ、どうかきみが死ぬ時は連れて行っておくれ。先に逝った、妻の元へと。