完結済
秘する花
現代ファンタジー
概要
気づけばこの星には人類と言うものが消えていた。
幾千の刻が経ち季節は終わりを迎え、我と植物だけが存在する世界
我の永き物語
空には煌々と赤い月が居座りまるで僕らを監視するように眺めている
───我?
何故、我には自我がある?
何故、我だけが生き物として存在している?
我は詩を詠む。
この心の声を「詩」と呼ぶ事を我は知っていた。
何もかも思い出せない中ただ1つ
誰かを思い出すように、我はギャアギャアと汚く鳴いた。
傷ついた翼はあの赤い月には辿り着けない
我はここから出たかった。
永久の刻の中、誰かを待っていた
我の死ぬことの出来ないこの命をを解き放ってくれる存在を
秘する花を
幾千の刻が経ち季節は終わりを迎え、我と植物だけが存在する世界
我の永き物語
空には煌々と赤い月が居座りまるで僕らを監視するように眺めている
───我?
何故、我には自我がある?
何故、我だけが生き物として存在している?
我は詩を詠む。
この心の声を「詩」と呼ぶ事を我は知っていた。
何もかも思い出せない中ただ1つ
誰かを思い出すように、我はギャアギャアと汚く鳴いた。
傷ついた翼はあの赤い月には辿り着けない
我はここから出たかった。
永久の刻の中、誰かを待っていた
我の死ぬことの出来ないこの命をを解き放ってくれる存在を
秘する花を