朗読【あなたに送る手紙】

あなたへ

　こんにちは。お元気ですか？
　私は元気です。お手紙では、初めましてですね。
　今ようやくコロナ禍が治まってきましたが、お仕事をなくしたり、逆に凄く忙しかったり、自粛疲れでしょんぼりしているひとが居るから、励ましたいなって思ってお手紙を書いています。

　お仕事がなくなってしまったひとへ。
　雨は小降りになって、雲の向こうに日差しが見えてきています。
　しぶとく生きていきましょう。けして、早まらないでくださいね！
　特に日本人は、お仕事がないと絶望する傾向があるらしいけど、命さえあれば、また働いたり楽しいことをしたり出来るから。
　いつかかかる大きな虹を、私と笑って見ましょうね！　

　今、凄く忙しいひとへ。
　コロナ禍で忙しいってことは、医療系か、インフラ系ですよね。
　そういうひとに、心ない言葉を浴びせるひとも居るって、きいたことがあります。
　でも、私は分かってますよ。あなたが居なければ、世界が回らないことを。
　今でも十分頑張ってるから、頑張りすぎないでくださいね。応援しています！

　自粛疲れで、しょんぼりしてるひとへ。
　今までの趣味に、興味がなくなってきてはいませんか？
　何もする気力がなくなって、楽しかったことが楽しくないと思えてきたら、危険サイン。
　眠れなくなるのは、心と身体が悲鳴を上げている状態だから、眠れない日が続くようなら、心のお医者さんに相談してくださいね。
　心のお医者さんに行くのを恥ずかしいと思うひともいるようだけど、インフルエンザになったらお医者さんにかかるでしょう？
　それと一緒だから、何も恥じる必要はないんですよ。

　それじゃ、お身体には、くれぐれも気を付けて。
　終息したら、ぜひあなたに会いに行きたいと思っています。
　待っていてくれると、嬉しいのですが。
　それでは、また。生きてコロナ禍を乗り切りましょう！

二〇二●年●月●日（公開する日付を入れてください）　●●より（ご自分のお名前を入れてください）