小さな街の正しい道
公開詩、童話
概要
本編
常に正しい道を歩きなさい、と教えられた。
この小さな街では、出る杭は打たれる。横に倣え。
正しい行いの積み重ねが、明日の平和を守るのだと。
しかし人は嫌なことに耳をふさぎ、目をつむり
余計なことに口を出す。
事実は切り取られ、捻じ曲げられていく。
誰かに都合の良いように、真実が作られる。
その道が正しいかどうか知る由もない。
そしてもしその行為を誰かに咎められたら、
大きな声で叫ぶのだ。
私は被害者だと。
正義感にあふれる小さな街からは、
いつしか加害者はいなくなり、
自分が正しいと主張する被害者ばかりが残っていた。
この小さな街では、出る杭は打たれる。横に倣え。
正しい行いの積み重ねが、明日の平和を守るのだと。
しかし人は嫌なことに耳をふさぎ、目をつむり
余計なことに口を出す。
事実は切り取られ、捻じ曲げられていく。
誰かに都合の良いように、真実が作られる。
その道が正しいかどうか知る由もない。
そしてもしその行為を誰かに咎められたら、
大きな声で叫ぶのだ。
私は被害者だと。
正義感にあふれる小さな街からは、
いつしか加害者はいなくなり、
自分が正しいと主張する被害者ばかりが残っていた。
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