画家と鉛筆

作家: クマくん
作家(かな):

画家と鉛筆

更新日: 2023/06/02 21:46
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本編


【画家と鉛筆】
♀ アナタの為なら、この身が削られても、私は幸せだった。あなたは、画家で、私は鉛筆…あなたは、私を優しく手に取り、そして…あなたは、絵を書く…

♂ いいぞ、いいタッチだ、良く書けてる…
 
♀ そう言いながら、アナタは私に優しく語りかける

♂ ホントに書き心地がいいなぁ…いい、君はホントに繊細だね…

♀そんなに…褒めても何かをあげることも、喜ぶ事もお話する事もできない、できる事は、あなたをサポートしてあげることだけ………

♂ 芯が折れちゃった。強く書きすぎた。ごめんね…
また、書けるようにするから…

♀そう言って…私を鉛筆削りの中にいれ、私を傷つける…
アナタの為なら、この痛みなんて…徐々に小さくなっていく身体…だけど、私が無くなる一瞬一瞬が、アナタといれるかけがえのない時間…

♂優しく…繊細に、君のように、僕もこの絵を完成させる、もうすぐ出来上がるんだ。
 二人で作るんだ…二人で完成させるんだ。

♀ホントにアナタは優しい人…こんなに小さくなった
私じゃ…書きにくいだろうに…今にも消えてしまいそうな
私に話しかけてくれるアナタは太陽のような人だった。

♂…完成だ…

♀もう…私は書く事ができない、サポートもしてあげれない…そんな、私に彼は1枚の絵を見せてきた。

♂例え、君を使うことが今後出来なくても、絵であるならば、君の姿は一生残り続ける、だから、君と僕の自画像を書いたんだ。。。

♀あぁ…愛しい人…次生まれ変われたなら、またアナタの元へ
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